スティングのマジック玉手箱
FISM2003 ニュース
スティングのマジック玉手箱
FISM2003 ニュース
Update: 2003/8/28
オーストラリアのプロマジシャン、ティム・エリス＆スー・アン・ウェブスターのサイトに掲載されているFISM2003レポートは素晴らしい内容です。９０ページに渡り、コンテストの全ての批評が豊富な写真付きで詳細に記されています。
なお、この写真は、ドイツのオンライン・マガジン「Topit」により提供されたものです。この「Topit」では、１０００枚の写真が収録されたＣＤ−ＲＯＭのオンライン販売も行なっています。価格は、１５ユーロ（約２０００円）。
ちなみに、ティム・エリス＆スー・アン・ウェブスターは、FISM2000レポートも書いていました。
８月２５日（月）の神戸新聞夕刊では、村上健治さんのマジック・コラム「タネも仕掛けも」の中で韓国のリ・ウンギョルが取り上げられました。この連載は、あと２回で終了する予定ですが、来春に本として出版されるそうです。
FISM2003終了後もFISMレポートがいろいろなサイトから公開されています。今日はオランダのハンス・クロックのFISM2003レポートを紹介します。
ここでは、日本に関する情報が多数記載されていました。
- ２００人以上の日本人の参加にビックリ！
- 日本に旅行したい。
- 多くの日本人にハトを貸した。
（日本からの機内へのハトの持込が出来なかった模様）- ＮＨＫがFISMスペシャル番組でハンス・クロックの全演技を放送予定
（ハンス・クロックは最終日のファイナル・ガラショーで４５分のショーを実演）- NHKが今年の大晦日にハンス・クロックの１時間スペシャル番組を放送予定
ハンス・クロックは、これまでにも日本テレビ系「世界まる見え！テレビ特捜部」などに断片的に紹介されていましたが、本格的に取り上げられるのは今回が初めてでしょう。今後の日本のＴＶへの登場が本当に楽しみです。
ハンス・クロックの公式サイトから、彼のプロフィールを調べてみました。
Hans Klok ハンス・クロック
１９６９年２月２２日 オランダ生まれ、３４歳。
１９７９年 １０歳の誕生日に祖父からマジック・セットをプレゼントされて以来、マジックの世界に魅了される。フーディーニ、オキト、ジークフリート＆ロイに憧れる。
１９８３年 ドイツ・バーデンバーデンで開催されたコンテストでヨーロッパ・ヤングマジシャンチャンピオンを獲得。（１４歳）
１９８５年 ヨーロッパ各地のコンテストで多数の賞を獲得。父親と一緒に大型イリュージョンの創作を開始。（１６歳）
１９９０年 オランダでThe World’s Fastest Switch awardグランプリ受賞。（２１歳）
１９９１年 世界各地の大劇場に出演（英国ブラックプールのウィンターガーデンオペラハウス、モンテカルの王女Gracia劇場、フランスのLe Casino、日本の長崎等）、またドイツの国際大会で部門第１位受賞。
１９９２年 オランダおよびモナコの王室のためのショー出演。ＦＩＳＭスイス（ローザンヌ）大会に出演。夏にオランダで１日３回の長期公演、１７万人の観客動員。
１９９３年 オランダ公演多数により、国民的英雄となる。
１９９４年 ラスベガスでジークフリート＆ロイと会合。ドイツ公演。
１９９５年 モンテカルロの有名なロウズホテルでの夏季公演が大成功。
１９９６年 アメリカＮＢＣテレビ出演、The World’s Greatest Magicは２６カ国６０００万人が視聴。ラスベガスのシーザースパレスやルクソール劇場に出演。ドイツSAT 1テレビ出演。
１９９７年 ＦＩＳＭドイツ（ドレスデン）大会のイリュージョン部門第２位受賞。
アメリカＡＢＣテレビ番組Champions of Magic向けのショーをモナコ・モンテカルロで収録。
１９９８年 オランダ各地で２時間の“Magic Live on Stage”.公演。
１９９９年 ドイツSBS6テレビ出演。オランダ・アムステルダムのCarre劇場でThe New Millenniumショーが成功。
２０００年 オランダ、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルクおよびスイス公演。
ドイツのWetten Das TV show（ヨーロッパで最大のＴＶショーの一つ）にマドンナとThe Backstreet Boysと一緒に出演。
２００１年 多忙な公演の合間に赤十字社、病院、アムネスティ・インターナショナルなど向けにチャリティー活動を行なう。
２００２年 活動はさらに続く。
先日、ご紹介したフェザータッチ MAGICサイトでは、ＦＩＳＭ２００３写真集も掲載されています。このサイトの管理人は、京都の竹本 修さんですが、メンタルマジック専門のインターネットマジックショップを運営されています。今回のFISM2003の現地レポートを世界で最も早くアップロードしたデンマークのPEGANIサイトのオーナーPrgani氏のハイテク・マジック商品も扱うことになったようです。
また、下記のFISM２００３新製品が早くも販売開始されました。
● 予言がスクラッチカードで！
最新の予言トリック！
「プリディクタ」 定価：￥６，５００
Magic Dream（フランス）
● ヘアーバンドがフリーズ！
伸びたまま宙に固定！
「ストレッチング」 定価：￥３，６００
マシュー・ビッチMathiew Bitch（オランダ）
● 鉛筆がお札を貫通！
最新のギミック！
「ジャスト・パッシンスルー」 定価：￥３，３００
● 目の前で指輪が輪ゴムに飛び込む！
日常の品物で起こす奇跡！
「ピナクル」 定価：￥３，３００
● 実用的で不思議な箱！（ミカメクラフト製）
「ＭＣマジシャンズチェスト」定価：￥15，5００
透視！予言！瞬間移動！参考： フェザータッチ MAGICサイト
ＦＩＳＭ２００３から帰国されたみなさんからの現地レポートが続々と掲載され始めました。
- FISM レポート （渋谷剛一さんのサイトより）
- ＦＩＳＭ 2003 ニュース (北見マキ ミステリー空間より）
- ＦＩＳＭ２００３私的日記 （ボナ植木師のサイトより）
- 2003・FISM世界大会(オランダ日記) （瞳ナナ師のサイトより）
- FISM レポート （山上兄弟のサイトより）
- FISM 2003 レポート （フェザータッチ MAGICサイトより）
北見マキ師のサイトでは、コンテストの入賞者の採点結果が公表されています。
- マニピュレーション部門第３位の峯村健二さんは、第２位と１点差の８４点
- セネラルマジック部門のセロ＆ジェーンさんは、第３位と１点差の７９点で第４位
- ステージイリュージョン部門の山上兄弟は、第３位と１点差の６８点で第４位
また、７月２８日（月）の神戸新聞夕刊では、村上健治さんのマジック・コラム「タネも仕掛けも」の中で峯村健二さんが取り上げられました。FISM現地レポートは、あと２〜３回続くそうです。（隔週で連載中）
今日は、ＦＩＳＭ２００３マニピュレーション部門で第２位を受賞した、リ・ウンギョル （韓国）を取り上げます。彼は、韓国では若者のアイドルであり、ファンクラブの会員は１１万人だそうです。明日から始まるＳＡＭ横浜大会にゲスト出演します。
Eun-Gyeol Lee リ・ウンギョル（韓国）
１９８１年１０月２日 韓国生まれ、２１歳。
２０００年１２月 KOREA SUPER EXPO 2000にゲスト出演。
２００１年 ８月 ワールドマジクセミナーJAPAN（ＵＧＭ主催）優勝。
２００１年１２月 「奇術の日」交歓会（日本奇術協会主催）にゲスト出演。
２００２年 ４月 南アフリカ SA MAGIC CHAMPIONSHIP優勝。
２００２年 ７月 SAM大会で Centennial Award, People's Choice Award, Second Highest Score Award 受賞。
２００３年 １月 ラスベガス・ワールドマジックセミナーでゴールドライオンヘッドアワード受賞。
２００３年 ３月 JAPANCUP 2003（ＪＣＭＡ主催）にゲスト出演。
２００３年 ５月 第６回ワールドマジックセミナーASIA（ＵＧＭ主催）にゲスト出演。
２００３年 ８月 第１３回世界マジックシンポジウム横浜大会（SAM.ジャパン主催）にゲスト出演。■関連サイト：Biz Magic ホームページ (２００１年６月開設）
ＦＩＳＭ２００３公式サイトで、コンテスト結果が公式発表されました。新ルールにより、今大会からグランプリは、ステージ部門とクロースアップ部門にそれぞれ授与されました。また、各部門で1位を獲得した人だけにワールドチャンピオンの称号が与えられます。
なお、ステージ部門グランプリのノーベル・フェレ（フランス）は、今年５月に名古屋で開催された第６回ワールドマジックセミナーASIA（ＵＧＭ主催）にゲスト出演していました。（情報提供：ちんすけさん）
ＦＩＳＭ２００６の開催地に決定したスウェーデン（ストックホルム）ですが、主催者のスウェーデン・マジックサークル(Swedish Magic Circle)のホームページの充実ぶりは目を見張るほどです。
招致理由、運営組織、プログラム案、会場、ストックホルムの紹介、交通、物価など、実にきめ細かく記載されています。思わず行ってみたくなる気分になります。３年後の話ですが、次回は是非参加できればいいのですが・・・
さて、このホームページの中から、興味深い記事を一つ紹介します。
あなたが２００６年にストックホルムを選ぶ６つの理由
１．ハーグと変わらない参加費用
２００４年１月１日以前に登録すれば、ハーグと同一の費用で参加できます。
２．最良のＦＩＳＭ大会の場所
ストックホルム国際フェア(Stockholm International Fairs)および会議センター(Congress Center)は、ヨーロッパでベスト５に入る展示・会議場です。会議ホール、展示エリア、レストランおよび会場は、すべて1つの屋根の下で収容されます。メイン会場のビクトリア・ホール(Victoria Hall)は、ゆったりとした椅子を備え、2,000人の観客を収容することができます。
３．ストックホルムへの直行便
ストックホルムへの直行便は、すべての大きなヨーロッパの空港および他の多くの目的地から利用可能です。
４．ストックホルムはファンタスティックな準備を提供します
ストックホルムにいる間中、私たちはあなたに壮観なイベントを約束します。ストックホルムの人たちはほとんど誰でも上手な英語を話すとともに、大部分はドイツ語、フランス語あるいはスペイン語を話します。
５．ストックホルムは金額に見合う価値の都市です
多くの人がストックホルムは物価が高い都市だと思っていますが、もはやそうではありません。ストックホルムはヨーロッパで最良の「金額に見合う価値の都市」のうちの1つです!
６．最良のコンテスト会場
コンテストは、ビデオスクリーンを備えた会議ホールで開かれます。コンテスト参加費用はハーグと同じですが、出演者と観客ともに良質な環境を提供します。
ＦＩＳＭ２００３のグランプリ受賞者のプロフィールを調べてみました。
ノーベル・フェレは、３年前のテンヨー大会にゲスト出演したのを思い出しました。
Grand Prix Stage Magic : Norbert Ferré - France ノーベル・フェレ（フランス）
１９７５年 フランス・マルセイユ生まれ、２８歳。１１歳の時からマジックを始める。
２０００年７月 FISM2000 ポルトガル・リスボン大会でマニピュレーション部門第２位を受賞。
２０００年９月 第４２回テンヨーマジックフェスティバルにゲスト出演。
２００１年１月 ジークフリート＆ロイ"Magic Masters Award for Creativity"賞を受賞。
２００１年１２月 ロンドン「マジックサークル」より"Member of the Inner Magic Circle
with Gold Star"を授与される。
２００３年５月 第６回ワールドマジックセミナーASIA（ＵＧＭ主催）にゲスト出演。Grand Prix Close-Up Magic : Jason Latimer - USA ジェイスン・ラティマー（アメリカ）
１９８１年 アメリカ・カリフォルニア州アグーラ・ヒルズ生まれ、２２歳。
２００１年８月 Magic Castle Future Stars Week に出演。
２００３年７月 S.A.M. ラスベガス大会でミルボーン・クリストファー新人賞を受賞。
ＦＩＳＭ２００３のグランプリ受賞者が決定しました。
- ステージマジック ： Norbert Ferré - France
- クロースアップマジック :： Jason Latimer - USA
また、ＦＩＳＭ２００６の開催地も発表されました。
- スウェーデン（ストックホルム）
事前のFISM2006ホームページ立ち上げや、２００５年に完成するストックホルム国際フェア・ホテル(Stockholm International Fairs)の発表等による、積極的な誘致活動が実を結んだと考えられます。
ちなみに、他の候補地は、オーストリア（ウィーン）、フランス（パリ）でした。
いよいよＦＩＳＭ２００３も最終日を迎えました。
デンマークPEGANIサイトのFISM2003レポート(7/24)には、７月２３日のステージ・ガラショー１の写真が掲載されています。ナポレオンズの"The Vanishing Elephant"は、FISM用の新作イリュージョンのようです。また、７月２５日号では、二川滋夫さんの写真を発見しました。
日本からも２００人以上が参加していると聞いていますが、八王子マジックグループ会長の浅井精治さんの現地レポートがホームページに掲載されました。
デンマークPEGANIサイトからコンテスト結果の発表がありました。（現地時間14：41、日本時間21：41）
峯村健二さんが、マニピュレーション部門第３位を受賞しました。
注目のグランプリは、ファイナルガラショー（現地時間20:00-23：00、日本時間 7/27 3:00-6:00）にて発表されます。
ＦＩＳＭ２００３の５日目。コンテストは今日が最終日で、日本からは、上谷美樹（General Magic）、武藤佳子（Manipulation）、セロ＆ジェーン（General Magic）の３組が出場します。
ちなみに、３月２２日に開催されたFISM2003コンテスタント選考会により、日本奇術協会が選出したのは、セロ＆ジェーンさんでした。
コンテストの結果発表は明日の昼頃です。時差の関係で日本時間は午後８時頃になります。結果が判明次第、速報する予定です。
なお、クロースアップコンテスト出場者の Yoshio Kithara さんの正確な名前が分かりました。鎌倉マジシャンズクラブ所属の北原禎人さんでした。"Kitahara"のタイプミスだったようです。この情報は、「森羅万象ドットコム」サイト管理人のトーマルさんからいただきました。どうもありがとうございました。
ＦＩＳＭ２００３も４日目、早くも後半戦に入りました。
クロースアップコンテストには、池田俊秀（Micro Magic）、ステージコンテストには、田中誠（Manipulation）、
KYOKO（General Magic）、愛佳（General Magic）、五十嵐笑子（General Magic）の日本人チャレンジャーが続々登場です。また、今回のレクチャーでは、以下のマジシャンの名前が挙がっています。なお、アルド・コロンビーニ（イタリア）は急病のため、出演辞退となり、グレート・トムソニー（アメリカ）がレクチャーの代役を引き受けたようです。
- John Carney ジョン・カーニー（アメリカ）
- Richard Sanders リチャード・サンダース（カナダ）
- Amos Levkovitch エイモス・レブコビッチ（イスラエル）
- Michel マイケル
- Mahka Tendo マーカ・テンドー（日本）
- Jon Allen ジョン・アレン（イギリス）
- Jay Sankey ジェイ・サンキー（アメリカ）
- Boris Wild ボリス・ワイルド（フランス）
- Jean Pierre Vallarino ジーン・ピエール・ヴァラリーノ（フランス）
Aldo Colombini アルド・コロンビーニ（イタリア）- The Great Tomsoni.(John Thompson) グレート・トムソニー（アメリカ）
- David Berglas デビッド・バーガス（イギリス）
- George Parker ジョージ・パーカー（オランダ）
- Smith & Lever スミス&レバー
- David Williamson デビッド・ウィリアムソン（アメリカ）
- Manuel Muerte マヌエル・ムエルテ（オーストラリア）
ＦＩＳＭ２００３の３日目。クロースアップコンテストも始まり、日本からYoshio Kithara（Card Magic）さんが出場。公式サイトでの名前は"Kithara"となっていますが、"Kihara"（木原）のタイプミスなんでしょうか。この人をご存知の方がいましたら、ご連絡ください。
ステージコンテストでは、山上兄弟（Stage Illusions）、藤本明義（General Magic）、前田真孝（Manipulation）、菅家さおり（General Magic）、能勢裕里江（General Magic）の５名が出場。なお、江沢ゆう子（General Magic）さんは体調不十分の為、欠場した模様です。
そろそろ、現地からのレポートがどこかのサイトから発信されると思っていましたが、ついに見つけました。デンマークの PEGANI というサイトです。７月２１日、２２日、２３日分が掲載されています。デンマーク語で書かれているので、意味不明ですが、写真が多数付いているので、会場の雰囲気が感じとれます。また、このサイトには、FISM2000（ポルトガル・リスボン大会）の写真集も記録されていました。
ＦＩＳＭ２００３の２日目。コンテストには、古山光（General Magic）、峯村健二（Manipulation）、瞳ナナ（General Magic）の３名が出場。演技はうまくいったのでしょうか。朗報が待たれます。
ところで、今回の開催地は、オランダのハーグですが、オランダ語では Den Haag と書き、デン・ハーグと発音するようです。このDenは英語のTheに相当する単語であり、英語では The Hague と書かれ、ザ・ヘイグと発音されています。
ＦＩＳＭ２００３が、いよいよ開幕です。日程表に日本人出場者の予定を追記しました。また、歴代グランプリ受賞者リストを作成しました。フレッド・カップスの３回受賞(1950,1955,1961)、リチャード・ロスの連続受賞(1970,1973)、ランス・バートン(1982)の欧州外初受賞が光っています。
３年に１度、開催されるＦＩＳＭ２００３が明日からオランダのハーグで開催されます。参加者総数２０１５名、マジックディーラー９７（２４カ国）、コンテスト参加者１５２組（２８カ国）という名実ともにマジック界最大の祭典です。注目のコンテストには、日本からも１８組のマジシャンが挑戦します。当サイトでは、現地からの情報をいち早くお伝えします。お楽しみください。
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Updａｔｅ: 2003/8/28