スティングのマジック玉手箱

FISM2006 ニュース

Update: 2006/8/22


2006/8/22

柏マジッククラブ顧問の渋谷剛一さんのサイトにFISMレポートが掲載されていることを教えていただきましたので、ご紹介します。渋谷剛一さんのほか、会員の依岡真さんと戸崎拓也さんのレポートが掲載されています。一般の奇術愛好家の方々の生のレポートは、貴重な記録になると思います。

2006/8/17

FISM TV というページは1週間以上前からまもなく公開という状態ですが、なかなか更新されません。もっとも、どうやらインターネットで映像が配信されるわけではなく、各国のテレビ放送の予定日が告知されるだけのようです。

今回のFISMの独占放映権を取得したのは、英国のTLA(The Licensing Agency) というテレビ製作会社です。しかし、評判が悪く、特に最終日の決勝クロースアップ・ガラショーとコンテスト授賞式の録画場面ではブーイングの嵐だったようです。 The Genii Forum で、連日レポートを書き込んでいたクレイグ・ミッチェル(Craig Mitchell)氏は、「最近のFISM史上、最悪の授賞式だった」と酷評しています。このあたりの様子は、ゆみさんのFISM現地日記でもうかがい知ることができます。

2006/8/15

コンテストには、28カ国から152組(ステージ101組、クロースアップ51組)が出場しました。観るだけでも大変ですが、全出場者のレポートをまとめるという偉業を成し遂げたのは、オーストラリアのスー・アン・ウェブスター(Sue-Anne Webster) さん。彼女は、FISM2000, FISM2003でもレポートを発表しており、関係者の間では有名になっています。

その他、インターネット上では多数のレポートが掲載されています。

日本人参加者からのレポートは、既にゆみさんの、FISM現地日記 をご紹介しましたが、パピィさんのブログサイト ◎ホームスティ&海外旅行日記◎ がお勧めです。また、ボナ植木さんの雑感レポートも軽妙なタッチで楽しいです。

2006/8/13

FISM公式サイトから、コンテスト審査結果の採点表(スコア)が公開されました。これは、FISM史上、初めてのことです。コンテストの全出場者の採点が得点順に掲載されています。審査基準は、公式サイトで公開されていますが、瀬島順一郎氏による翻訳版をマジェイアさんの「魔法都市案内」で読むことができます。

FISM審査基準によると、下記の6つの観点から、各コンテスタントは100点満点によって審査されます。すべての賞は、8名から12名の審査委員と1人の審査に加わらない委員長によって構成された審査委員会によって決定されます。

・テクニカルスキル/ハンドリング(技術)
・ショーマンシップ/プレゼンテーション
・エンターテインメント バリュー(楽しさ)
・アーティスティック インプレッション/ルーティニング(構成)
・オリジナリティー
・マジック アトモスフェアー(マジックの雰囲気)

各カテゴリーの1位は最終スコアが80点以上、2位は70点以上、3位は60点以上。最終スコアが85点を超えた最高得点者がステージとクロースアップ部門でそれぞれグランプリを獲得することになっています。また、50点を下回るとFISMレベル以下と判断され失格となることも明記されています。

今回公開された採点表(スコア)には、失格者の名前と推薦者(各国FISM会長)の名前までもが、公表されています。これは、FISMコンテストの質を保つためのFISM本部の強いメッセージだと感じました。

2006/8/8

FISM 2006 も盛況のうちに閉幕し、日本から参加した多くの人たちもそろそろ帰国されています。今回の参加者数は過去最大の2800人。The FISM DAILY News 8月4日号に1948年の第1回大会からの参加者数、ディーラー数、コンテスタント数が掲載されていましたので、FISM データ集 としてまとめておきました。

今回、現地から連日レポートをホームページに掲載されていた、ゆみさんが大会を総括した文章を書かれています。公式ニュースでは知ることのできなかった貴重な体験談をたくさん聞かせていただきました。会期中、深夜までパソコンに向かって文章をまとめられたご努力に対し、深く敬服します。ありがとうございました。

フェザータッチの竹本 修さんが、MAGICニュース 37号で「FISM2006速報」を掲載されました。最終コンテスタント11名の演技を丁寧に紹介されています。クロースアップ部門で優勝したリック・マリルRick Merrill氏の演技は是非観てみたいものです。また、FISM2006会場にて始めて紹介され、完売した商品ドリーム・ロック 
(Dream Lock by Alan Wong)は、まさに夢のような商品です。一体、どんな仕掛けなんでしょうか?

今回は残念ながらNHKのTV放映はありませんが、まもなく FISM TV というページが立ち上がりそうです。インターネット経由で映像が見られるんでしょうか。またFISM DVDも販売されるようです。興味津々です。

2006/8/5(土):6日目(最終日)

FISM 2006 のグランプリ受賞者が決定しました。

部門賞を含む全受賞者リストを掲載しました。アジア地区の受賞者は、マニピュレーション(Manipulation)部門第1位のDai Binchun (中国)とゼネラルマジック(General Magic)部門第2位のEun-Gyeol Lee リ・ウンギョル(韓国)の2名だけでした。日本人受賞者がいなかったのが残念です。

2006/8/4(金):5日目

FISM 2009 の開催地が中国(北京)に決まりました。8月4日(金)の投票で62%を獲得。競合のスペイン(グラナダ)は31%、オーストリア(ウィーン)は7%でした。

ヨーロッパ外での開催は FISM 1994 日本(横浜)大会に続いて2回目です。

特別賞が下記の通り、発表されました。

Nominees(指名された人):

Gaëtan Bloom (France)
Lubor Fiedler (Czech.)
Finn Jon (Norway)
Dr. Sawa (Japan)
Jim Steinmeyer (USA)

Nominees(指名された人):

Vanni Bossi (Italy)
Magic Christian (Austria)
Eddie Dawes (England)
Christian Fechner (France)
Bill Kalush (USA)

Nominees(指名された人):

Eugene Burger (USA)
René Lavand (Argentina)
Eberhard Riese (Germany)
Juan Tamariz (Spain)
Tommy Wonder (Holland)

Creativity & Vision Award に日本の沢浩氏がノミネートされたのが注目されます。また、Theory & Philosophy Awardを受賞したTommy Wonder (トミー・ワンダー)氏は一ヶ月ほど前、53歳の若さで亡くなったのが惜しまれます。

ステージコンテストに瞳ナナさん、里一磨さん、岡井泰彦さん、ブラボー中谷さんが出場。

バンケットショーには、前回(FISM 2003)マニピュレーション部門第3位受賞の峯村健二さんが出演。

2006/8/3(木):4日目

ステージコンテストに藤本明義さんと武藤桂子さんが出場。

2006/8/2(水):3日目

ステージコンテストに、荒井稔さんとKYOKOさんが出場。

2006/8/1(火):2日目

ステージコンテストに山上兄弟が出場。The FISM DAILY News 8月3日号に写真つきで紹介されました。

Charming young Yamagami Brothers

The two young brothers from Japan are really charming.

2006/7/31(月):初日

FISM 2006 が、いよいよ開幕です。コンテストの日本人出場者は、ステージのトリット(前田真孝)さんとクロースアップのさとるさん。さとるさんは、本番終了後の感想を びっくり箱 楽天出張所のマジック日記に書かれています。とてもよい出来だったようです。お二人の写真が FISM公式サイトの FISM PHOTO に掲載されていました。会場の見学者の中に友人のK氏を発見。

ゆみさんのサイトでは、FISM現地日記が掲載されています。綺麗な写真付で素晴らしい内容です。

FISM公式サイトでは、The FISM DAILY News がアップロードされています。興味深い内容が書かれていますので、明日以降、ピックアップして紹介したいと思います。


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Update: 2006/8/22