Update: 2013/4/6
マニピュレーション部門では韓国のパフォーマー(Yu Ho-Jin, Lukas, Kim Hyun Joon)の新しい波がかなり印象に残った。Yu Ho-Jinの演技はスポットライトの下でエレガントなポーズをとった姿勢で始まった。音楽が始まると彼は白いスカーフを1枚の白いカードに変えた。そのカードは空中に優雅に回転し、色を変えた。次に連続して消失と出現が起こり、カードのファンも色を変えた。彼は非常にビジュアルで見事なトーン&リストア(切断・復元)カードで私たちを喜ばせた。そして1枚の白いカードが白いスカーフに逆変換し、再びスポットライトの下で優雅なポーズをとって演技が終了した。 |
【2011年 Le Plus Grand Cabaret Du Monde(フランスTV番組:世界最大のキャバレー)】
「Yu Ho-Jinは10歳の時に初めてマジックを観た。友人がマニピュレーションをしていたのを見て、彼はとても興味を持ち練習した。 彼は言う。『私が友達から教わったマジックをやった時に、突然、人々が私に注目するようになりました。私にマジックを見せて欲しいと頼んだ女の子がいました。彼女にマジックを見せるために私はもっとたくさんのマジックを覚えなければなりませんでした。しかし、時が経つにつれて、私のマジックへの興味は彼女への興味を超えるようになりました。それが私のマジックへの情熱が始まった時です。』 彼は最終的に東釜山大学のマジックエンターテイメント学科の学位を取得した。 |
|
Yu Ho-Jin(ユ・ホジン:当時19歳)は、FISM2012マニピュレーション部門1位に加えて、FISM史上最年少のステージグランプリを受賞しました。ちなみにFISM1982スイス・ローザンヌ大会でグランプリを受賞したランスバートンは当時22歳。ファイナルガラショーではYu
Ho-Jinの演技に観客全員がスタンディングオーベイションで拍手が鳴り止みませんでした。正統派で礼儀正しく、誰もが認める世界チャンピオンです。私はFISM2012のオペラハウス会場で彼の演技を2度も観ることができたのは幸せでした。ステージマジックを観て胸が震えるほどの感動を覚えたのは1976年のPCAM東京大会でフレッド・カップスの演技を観た時以来のことです。 ため息がでるような美しい演技です。FISM2012では上記の映像には収録されていない驚くべきアクトが付け加えられていました。完全に空と思える手の中から1枚のカードが出現した瞬間は魔法を観ているような気分でした。そして、子供の頃に戻ったように興奮しました。たくさんカードを出すことよりも、たった1枚のカードを出すことを大切にしている彼の心に触れて感動しました。 |
Copyright © 2013 Yasuo Nakamura. All rights reserved.