1974年(18歳)
高校を卒業するとすぐに、デビッドはフォーダム大学
(Fordham University) に入りました。
しかし、3週間後、彼は大学を中退することになります。それは、シカゴでの新しいミュージカル"The Magic Man"の主演に抜擢されることになったからです。彼は、ミュージカルの全てのマジックを創作し、歌い、踊り、演じました。このミュージカルは、シカゴ史上、最長の公演記録を樹立しました。
「デビッド・カッパーフィールド (David Copperfield)」
という芸名を使用し始めたのは、この時が最初です。その由来は、文豪チャールズ・ディケンズの作品からとったものですが、彼は、その語感が好きだったから選んだと語っています。
この公演は、1週間に8回演じられました。
- 水曜日 2:00PM 8:00PM
- 木曜日 8:00PM
- 金曜日 8:30PM
- 土曜日 2:00PM 8:30PM
- 日曜日 2:30PM 5:30PM
詳しいマジックの内容は不明ですが、少なくともハトのプロダクションと人体浮揚は演じられたようです。The Magic Manを特集したChicago Daily News
(1975年2月25日)には、カッパーフィールドのチャニング・ポロック
(Channing Pollack) への謝辞の言葉が添えられています。
以下に、当時のプログラムの一部を紹介します。
Music and Lyrics by Anthony D・Amato
Lyrics and book by Barbara D・Amato
Magic by David Copperfield
Chicago, 1974, First Chicago Center
CAST
Omar, The Magnificent - David Copperfield
Mr. Pinchbeck - JoBe Cerny
Nevil Braithwaite - John B. Jellison
Mr. Brandywine - Ron Beattie
Professor Gilbert - George Brengel
Mrs. Gilbert - Ginger Bongle
Victoria Gilbert - Marcy Freedman
Amaryllis Gilbert - Cheryl Palles
Randy Noonan - David Rupprecht
Dr. I. Ching - David Rupprecht
Musical Numbers
Introduction, A Magic Man Is Coming - Company
Victoria - Braithwaite
All the World is Full of Wonders - Victoria, Braithwaite, Mrs. Gilbert
Abracadabra - Amaryllis
Levitation Waltz - Victoria, Omar
Sociability - Ensemble
On My Own - Victoria
Importune - Brandywine, Braithwaite
The Ol・Simoleon Shuffle - Brandywine
Omar's Resoultion - Omar, Braithwaite
Shell Game Rag - Noonan, Braithwaite, Brandywine
Finale: There's More To Life - Company
さて、次回は、いよいよTVへの登場が始まる20代前半のストーリーです。
|