デビッド・カッパーフィールド

第1回日本公演

日時:1990年4月6日
会場: 東京ベイ NKホール
主催:株式会社パックス・コーポレーション

Update: 1998/1/3


■はじめに

  デビッド・カッパ−フィ−ルドは、現在私が最も好きなマジシャンであり、彼のステ−ジを眼の前で見ることができたのは、何たる幸運としか言いようがありません。

 今まで私が見たマジックショ−の中では、間違いなくベストワンと言えるものでしょう。カッパ−フィ−ルドの魅力は、マジックの経験のあるなしに関わらずどんな観客をも楽しませてくれるところにあると思います。ショ−を見終った後、とても贅沢な気分に浸ることが出来ました。

 以下、印象に残った演技にコメントしてみます。

プログラム

・スクリ−ンボックス(Shadow Box)

  スケ−ルの大きさに驚きました。

・ネクタイ(Dancing Ties)

  非常に不思議でした。またとてもユ−モラスな演技に気分も和みます。

・電話番号のメンタル(Telementalist)

  洒落た演出は、カッパ−フィ−ルドならではのもの。

・スケッチブック(Cardiographic)

  意外なオチは不思議さ十分です。こんなマジックを是非やってみたい。
 (マイケル・ウェバ−の作品)

・鏡の通り抜け(Walking Through a Mirror)

  素晴らしいトリックです。タネは全く分かりません。

・爆破ビルからの脱出(Building Escape:ビデオ)

  最後の出現は驚異的。不思議!不思議!不思議!

・カメラトリック(Camera Trick)

 照明とドライアイスを巧みに利用した素晴らしいトリック。

・鉛筆が札を貫通(Misled)

 昨年、来日したデビッド・ハ−キ−の傑作。レクチャ−の時にカッパ−フィ−ルドから実演許可依頼があったことを明かしてくれました。こんなクロ−スアップも完璧にこなすところが彼の魅力です。

・指輪と砂時計(Ring on the Hourglass)

  これが噂のポ−ル・ガ−トナ−の作品でしたか。確かに傑作ですね。

・電動丸ノコからの脱出(Death Saw)

  これも凄い迫力。ただ数日前テレビ放映で見てしまったのが惜しまれます。

・空中でのバイク消し(Motorcycle Appearance)

  最後の出現は、後ろの席の人からはどう見えたのか興味があります。

■終わりに

秋の再来日が今から楽しみです。彼の最新のマジックが完成したとの噂もあります。
今回ご覧になれなかった方は、どうぞお見逃しなく!

1990.4.29  スティング(MHB01374)


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Update: 1998/1/3