島田晴夫師送別マジックパーティー
日時:1997年3月7日(金)
会場:渋谷Rounge・Petit・FiGARO
主催:ロボテック・インターナショナル
Update: 1998/1/3
この夜のマジックライブショーは、生涯忘れられない感動を与えてくれました。
島田晴夫師の演技を、5m程の至近距離で見ることができたのは幸運この上ありません。
青く光る目を持つ般若の面から始まるオープニングは、とても幻想的で、その後「世紀の鳩」と謳われた有名なハトのプロダクションに入っていきます。さらにカード、キャンドル、シガレットのアクトを織り混ぜながら、フィニッシュは、ハトの空中2羽消しでした。ショーマンシップ、テクニック、手順構成等、いづれをとっても超一流と思えるものでした。
今回の手順を演じるのは、まだ3回目ということでしたが、30年以上に渡って、ロス、ラスベガス、メキシコ、パリ、ウィーン、ロンドンといった世界の桧舞台で活躍された師のキャリアと自信に満ちた演技でした。
見ていて、胸が震えるほどの感動を覚えたのは、20年前にフレッド・カップスのステージを見たとき以来のことでしょうか。
さらに嬉しいことに、パーティーの最後に、シガレットと八ツ玉の演技を見せてくださいました。
17才の時に、八ツ玉のプロダクションで衝撃的なプロデビューを果たした話は、今や伝説となっていますが、それが目の前で見ることができるとは夢にも思いませんでした。
特に1個のボールが、あっという間に4個に増えて、指の間に拡がる瞬間は涙がこぼれそうになりました。
今回のマジックパーティーを企画された、Mr.ケンゾーこと浜谷堅蔵さんと黒崎正博さんに深く感謝いたします。
1997.3.9 スティング (MHB01374)
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Update: 1998/1/3