「マジック種明かし番組」問題

Mr.マリック師の弁明

TVにおける種明かしについて(2002/10/9)

Update: 2002/10/14


はじめに

2000年12月13日にTBSテレビから放送された、「オフレコ! Mr.マリックの超魔術徹底解剖スペシャル1」では、多くのネタバラシが行われ、その後、日本のTV番組におけるマジック暴露ブームに火をつける結果となりました。2001年は、各局から競うように暴露を売りにした番組が次々に放映されたのは記憶に新しいところです。

一方で、Mr.マリック師は、NHKの「ようこそ先輩!課外授業」、テレビ東京の「Mr.マリック☆魔法の時間」、BS-Iの「Mr.マリックの世界魔術大博覧会」等では、優れたマジック番組を生み出してきました。

この二つの顔を持つMr.マリック師の真意はどこにあるのかは、多くの奇術愛好家を長い間悩ましてきました。しかし、2002年10月9日にNHKから放映された「わたしはあきらめない」の中で、Mr.マリック師はついにタネ明かし終結宣言をしました。

Mr.マリック師の弁明

NHK「わたしはあきらめない」にて (2002/10/9放映)

マジックのタネ明かしをTVでしてはいけない。それは世界のマジシャンの共有財産だからだ。マジシャンにお詫びしたい。この件については、何の言い訳もない。

「わたしはあきらめない」ホームページにて

自分の話は恥かしいね。自分としては一生懸命やってきただけで、苦労してないんだけど…「タネ明かし」したことにお詫びが出来てよかった。でも、新しいものを作るときには、壊してから作るということも必要だと思うので。「タネ明かし」こそ、マジックをやっている人に見てもらいたいな。僕はタネ明かし終止宣言をします。これからは、より本物の魔法使いを目指します。 

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Update: 2002/10/14