同じ時間帯に、ジャグリング教室が行われていた。プログラムにはマサヒロ水野氏のみが講師として記載されていたが、9日に予定されていて中止になったArdan James氏もここでレクチャーされたとのこと。私はFISM2000に参加予定のため、ジャグリング教室には参加できなかった。以下、ジャグリング教室については、MLで入手した「いなさん」(ご本人のご希望でニックネームでのご紹介です。)のレポートを、ご本人のご承諾の上紹介させて頂きます。
まずは、マサヒロ水野さんの3ボールジャグリングのレクチャーです。練習用のジャグリングボールの作り方(一つ¥150位で出来る!)から始まり、1時間あれば3ボールカスケードまでレクチャーできる!と水野さんの言う解説は、さすがに教え方が上手でした。前に出て実際にボールに触った人たちも大部分が、ボールの扱いを覚え、両手からボールを投げるタイミングなどを掴み、今後の練習方法も理解できるという親切な構成でした。楽しい練習方法も教わり、私も早速自宅に帰って練習をしました!!!
次はアルディン・ジェームスさんによるレクチャーです。見えない壁のパフォーマンス、見えない机に寄りかかる、ロボットの演技、マイムを応用したゾンビボールの効果的な見せ方を教えてもらいました。身体の各部分を別々に動かすのがほとんどのマイムに共通して言える注意点のようです。アイソレーションとかゾンビボールにも生かせる注意点も多く、非常に役に立つレクチャーでした。
スティングのコメント:
私はジャグリングをやらないのでパスしてしまったが、「マイムを応用したゾンビボールの効果的な見せ方」は是非、見てみたかった。 |
これに対して、FISMの説明会は参加者も10数名でさびしいものでした。まずは、コンベンションの責任者のお1人でもあるPedro Lacerda氏の挨拶と、会場となるベレン・カルチャー・センターの紹介がありました。
最新の設備が装備され、大物歌手がコンサートをしたりするような、国内屈指のコンベンションセンターであるとのこと。次にビデオでリスボン市内の紹介があったが、これは長くておもしろくはなかった。最後に、三越の旅行部門の営業の人が3人きて実際のツアーの説明をされた。大会参加費用として、56,000円、7月2日〜7月11日の10日間のツアー代金が、264,000円とのこと。他のツアーよりも安いといっていた。それでも、1人部屋追加料金58,000円も併せれば、実に費用は394,100円である。(この企画にはマジックランドもからんでいるのかどうかは不明。)ただ、同様なツアーが西鉄旅行株式会社東京中央支店では、508,550円で企画されている(大会参加費用は明示されていないので、56,000円と想定して)ことを考えれば割安だといえるかもしれない。けれど、それでも約40万円はかかる。今はディスカウントチケットも多数出回っているので、個人で行った方がいいのではないか。
ただ、ペドロ・ラシェルダー氏の話によると、このコンベンションの時期には他にも大きなコンベンション(マジック以外の)が予定されており、ホテルは早めにおさえてしまわないとなくなってしまうだろうとのこと。しかし、ビジネスホテルなどを利用するなら大丈夫だろうというのは、私の予想。キャリアー(航空券)で10万円、宿泊が1日5千円として、食事代や交通費を考えても10日で20万あれば結構なことが出来ると思う。大会参加費やレクチャーノートなど最低のおみやげ代込みで30万円くらいで収まると思う。興味のある方はご相談下さい。そして一緒に3年に1度の世界最大ともいわれるマジックコンベンションにみんなで参加しましょう!最後に、キャンペーン用のバッヂをプレゼントしてくれた。(ロビーで販売していたもの。)
FISM2000は、主催はポルトガル・マジック協会(Portuguese Magic Association)、実行委員長(Chairman)はマルキス・ビダル(Marques Vidal)、経営委員(Sales Manager)はペドロ・ラシェルダー(Pedro Lacerda)、芸能委員(Artistic Director)はルイス・デ・マトス(Luis De Matos)という体制で開催される。公用語は、英語、ポルトガル語、日本語、ドイツ語、フランス語の5言語であり、当然パンフレット類は日本語併記である。2000年1月より招聘マジシャン等の発表があるという。セールスマネージャーとしての、Pedro Lacerda氏の私たち日本人に対する期待が力強く伝わってくる説明会であった。
スティングのコメント:
日本語が公用語になったことは初めて知った。ヨーロッパでのFISMに参加したことはないが、非常に心を動かされた。後は、時間とお金だけが問題である。 |
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Update: 1999/11/11